
お知らせ
2026.10.27GROWISECURITY
GROWI 脆弱性対応のお知らせ (JVN#51223238)
概要
- 弊社が提供している GROWI システムにおいて、以下の複数の脆弱性が存在することが判明しました。
- ページ表示機能およびコメント機能における認可処理の回避の脆弱性
- タグ更新 API およびページ更新 API における認可処理の回避の脆弱性
- 同時編集機能における認可処理の欠如の脆弱性
該当製品の確認方法
影響を受ける製品は以下の通りです。
製品名称:GROWI
該当バージョン:
・ページ表示機能およびコメント機能の脆弱性: GROWI v3.2.10 から v8.0.6 までのバージョン
・タグ更新 API およびページ更新 API の脆弱性: GROWI v4.5.5 から v8.0.6 までのバージョン
・同時編集機能の脆弱性: GROWI v7.0.0 から v8.0.6 までのバージョン
影響を受ける条件:
・同時編集機能の脆弱性は、ゲストアクセスを「閲覧のみ」に設定している場合、または閲覧のみ許可されているユーザー、承認待ち・停止中・招待中のユーザーがページを閲覧できる場合に影響を受けます
脆弱性の説明
- ページ表示機能およびコメント機能における認可処理の回避: ページの表示、コメントの取得・投稿において、リクエストで指定されたページの版(リビジョン)が、対象のページの版であるかを確認していませんでした。閲覧権限のあるページの ID と、閲覧権限のないページの版の ID を組み合わせて指定すると、閲覧権限のないページの版が使われる状態でした。
- タグ更新 API およびページ更新 API における認可処理の回避: タグ更新 API(
/_api/tags.update)およびページ更新 API において、同様に、指定された版が対象のページの版であるかを確認していませんでした。 - 同時編集機能における認可処理の欠如: 同時編集のための接続を開始する際に、接続するユーザーがページの編集権限を持っているかを確認していませんでした。
脆弱性がもたらす脅威
- ログイン可能なユーザーが、閲覧権限のないページの本文およびコメントを取得できる可能性があります。
- ログイン可能なユーザーが、閲覧権限のないページの本文を取得し、自身が編集可能なページに保存できる可能性があります。
- 閲覧のみ許可されているユーザー(またはゲストユーザー)、および承認待ち・停止中・招待中のユーザーが、ページの下書きを書き換えられる可能性があります。書き換えられた下書きは、その後に正規のユーザーがエディタを開いて保存すると、そのユーザーの名前でページの履歴に保存されます。
セキュリティ脆弱性の詳細
CVE, JVN が公開している以下のセキュリティアドバイザリ
- JVN#51223238
- CVE-2026-105272(ページ表示機能およびコメント機能)
- CVE-2026-109848(タグ更新 API およびページ更新 API)
- CVE-2026-115624(同時編集機能)
GitHub で公開している以下のセキュリティアドバイザリ(英語)
- GHSA-m72c-xgjf-56ww(ページ表示機能およびコメント機能)
- GHSA-pqx5-gx68-83h4(タグ更新 API およびページ更新 API)
- GHSA-3v2v-8q3r-mhm4(同時編集機能)
対策方法
GROWI を v8.0.7 以降のバージョンにアップデートしてください。
v8.0.7 では、リクエストで指定された版が対象のページの版であることを確認する処理を追加し、同時編集の接続を開始する際にページの編集権限を確認するよう修正いたしました。
すぐにアップデートできない場合、同時編集機能の脆弱性については、管理画面のセキュリティ設定(/admin/security)でゲストアクセスを「拒否」にすることで、未ログインのゲストによる書き換えを防げます。また、ゲストが閲覧できるページの下書きは、保存する前に内容をご確認ください。