
お知らせ
2026.08.28GROWISECURITY
GROWI 脆弱性対応のお知らせ (JVN#42348352)
概要
- 弊社が提供している GROWI システムにおいて、ブックマーク機能に関する複数の脆弱性が存在することが判明しました。
- ブックマークフォルダ関連 API における IDOR(認可不備)の脆弱性
- ブックマーク一覧取得 API におけるアクセス制御不備(情報漏洩)の脆弱性
該当製品の確認方法
影響を受ける製品は以下の通りです。
製品名称:GROWI
該当バージョン:
・GROWI v8.0.0 およびそれより前のバージョン
脆弱性の説明
- ブックマークフォルダ関連 API における IDOR(認可不備): ブックマークフォルダの作成・更新・削除およびブックマーク追加の各 API において、操作対象のフォルダがリクエスト元ユーザーの所有物であるかの確認が行われていないため、他ユーザーのブックマークフォルダを操作できます。
- ブックマーク一覧取得 API におけるアクセス制御不備: 指定したユーザーのブックマークを取得する API において、ブックマーク対象ページの閲覧権限および管理者が設定したページ一覧の表示設定が適用されないため、閲覧権限のないページの情報を取得できます。ゲストユーザーの閲覧を許可する設定の場合、未ログインのゲストユーザーからも実行可能です。
脆弱性がもたらす脅威
- ログイン済みの一般ユーザーが、他ユーザーのブックマークフォルダを削除・名称変更・移動し、またその配下にフォルダやブックマークを追加できます。自動化により、全ユーザーのブックマークデータを一括で破壊・改変することも可能です。
- ログイン済みの一般ユーザーが、他ユーザーのブックマーク一覧を通じて、閲覧権限のないページの情報(ページパス・タイトル等)を取得できます。対象にはグループに限定公開されたページ、「リンクを知っている人のみ」で公開されたページ、およびユーザーページが無効化されている場合のユーザーページが含まれます。
- ゲストユーザーの閲覧を許可する設定の場合、未ログインのゲストユーザーが他ユーザーのユーザープロフィールページを閲覧することで、同様に閲覧権限のないページの情報を取得できます。
セキュリティ脆弱性の詳細
CVE, JVN が公開している以下のセキュリティアドバイザリ
対策方法
GROWI を v8.0.1 以降のバージョンにアップデートしてください。
アップデート版の入手場所
謝辞
ブックマークフォルダ関連APIにおけるユーザ識別情報の操作による権限チェック回避の脆弱性について、河本将士氏よりJPCERT/CCへご報告いただきました。 また同脆弱性については、同時期に株式会社日本総合研究所の大竹文絃氏より、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づきIPAへご報告いただきました。 ご報告いただきました河本将士様、大竹文絃様、ならびにご調整いただきましたIPA・JPCERT/CCの関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。